2026年7月08日

健康診断の結果が届き、「血糖値が高い」「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が基準値を超えている」といった指摘を受けて不安になっていませんか?
「でも、特にどこも痛くないし、体調も悪くないから大丈夫だろう」と後回しにしてしまう方が非常に多いのが、この血糖値の特徴です。今回は、血糖値が高いと体にどのような影響が出るのか、その治療法と受診の大切さについてお話しします。
血糖値が高いと、どんな症状が出る?
実は、血糖値が少し高い段階(軽症の糖尿病など)では、自覚症状はほとんどありません。これが、糖尿病が「サイレントキラー(静かなる暗殺者)」と呼ばれる理由です。
しかし、さらに血糖値が高くなってくると、体は以下のようなサインを出し始めます。
これらの症状が出ているときは、すでに高血糖がかなり進行しているサインです。症状がないうちから対処を始めることが、何よりも重要になります。
本当に恐ろしいのは「合併症」の進行
血液中の糖分が多い状態が続くと、全身の血管が少しずつ傷つき、ドロドロの血液によって血管が詰まりやすくなります。その結果、将来的に以下のような深刻な「合併症」を引き起こすリスクが高まります。
・三大合併症(細い血管の障害): 失明の原因になる「網膜症」、人工透析が必要になる「腎症」、手足のしびれや痛みを起こす「神経障害」。
・大きな血管の障害: 動脈硬化が進み、命に関わる「脳卒中(脳梗塞)」や「心筋梗塞」を引き起こすリスクが跳ね上がります。
血糖値を下げるための治療法とは?
血糖値の治療は、単に「薬を飲む」だけではありません。患者様一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、段階に合わせて進めていきます。
・食事療法(基本中の基本): 極端な絶食ではなく、食べる順番(野菜から食べるベジファースト)の工夫や、糖質の過剰摂取を抑えるなど、無理なく続けられるバランスの良い食生活を目指します。
・運動療法: 筋肉を動かすことで、血液中の糖分が消費されやすくなります。激しい運動ではなく、1日20〜30分程度のウォーキングなど、日常生活に取り入れられる有酸素運動を推奨しています。
・薬物療法(必要な場合): 食事や運動だけでは改善が難しい場合、内服薬やインスリン注射などの力を借ります。最近では、体重を減らす効果が期待できるお薬や、低血糖を起こしにくい新しいお薬など、選択肢が非常に増えています。
血糖値の管理・ご相談は「花野井クリニック」へ
血糖値の治療で最も大切なのは、「検査数値を厳しく見て一喜一憂すること」ではなく、「患者様が無理なく続けられる良い習慣を一緒に作ること」です。
花野井クリニックでは、以下のような体制で皆様の健康をサポートしています。
・迅速な血液検査: 現在の血糖状態を示す「HbA1c」などの数値を、その日のうちにしっかりと評価します。
・継続しやすい治療提案: お仕事やご家庭の都合、食生活の好みをじっくり伺った上で、ライフスタイルを崩さない治療計画(食事・運動・お薬)を医師が一緒に考えます。
・合併症の早期チェック: 血糖値だけでなく、血圧やコレステロール、腎臓の働きなども含めて全身をトータルで守ります。
おわりに:「今」始めることが、5年後・10年後の体を守ります
健康診断での指摘は、体が発してくれた「生活を見直す絶好のチャンス」です。「まだ大丈夫」と放置せず、数値が少し高かった段階で一度ご相談ください。
「怒られるのが怖いから病院に行きづらい…」と心配する必要はありません。皆様が数年後も笑顔で元気に過ごせるよう、当院が優しく丁寧にお手伝いさせていただきます。
📍 柏市・柏たなか・柏の葉キャンパス周辺で血糖値・糖尿病・生活習慣病の相談は「花野井クリニック」へ