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Q1: | 高熱で頭がおかしくなってしまうのでは? |
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A: | 40℃が数日続いても、発熱で脳がやられたり、後遺症が残ったりすることはありません。ご安心ください。 但し、髄膜炎、脳炎による発熱の場合は別です。一度、受診して下さい。 |
Q2: | 熱の高さは病気の重さを反映しているのでしょうか? |
A: | 熱の高さと病気の重さは関係ありません。発熱は体がウイルスや細菌と有利に闘うために、わざと体温を上げているのです。 |
Q3: | 「熱が下がる薬」=「よく効く良い薬」ですか? |
A: | 誤解です。薬で熱を下げると、体がウイルスや細菌の増殖をおさえる防衛反応が弱くなる可能性があります。解熱剤は患児の安静や飲食、睡眠の妨げになる時だけにお使い下さい。 |
Q4: | 熱性けいれんが起きたらどうすればいいでしょうか? |
A: | 平らで広い、安全な所に寝かせてください。 窒息することはありませんので、タオルや指をかませる必要はありません。大声で呼んだり、ゆすったりする必要もありません。 5分以内に自然に治まります。それ以上続く場合は、受診させて下さい。 熱の上がり始めに、ガタガタ震えるのは悪寒です。熱性けいれんではありません。 |
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Q1: | 小児喘息は採血やレントゲンで診断出来るのでしょうか? |
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A: | 残念ですが、出来ません。喘息は気管支の炎症が慢性的に続いている病気です。(急性発作を除いて)慢性的なものですから、詳しい問診とある程度の期間をかけてみないと、早い段階で診断することは難しいです。 |
Q2: | 風邪を引くとゼエゼエとした呼吸が出やすい子は喘息ですか? |
A: | 風邪のため、気管支の粘膜が腫れて気道が狭くなると、空気が流れる時にゼエゼエした呼吸が発生します。この段階で気管支炎か、小児喘息かの診断は難しいです。 体の生長と共に、気道が広くなり、小学校前に出なくなることが多いです。一部は喘息と診断される子もいます。 |
Q3: | どういう症状があったら、小児喘息が疑われますか? |
A: | 家族歴の有無が重要です。その他、風邪が治ってもゼエゼエとした呼吸が治まらなかったり、空気が冷たい場所や少しほこりっぽい場所などで多くの人が反応していないのに、その子だけ咳をしていたりしたら疑わしいです。 |
Q4: | 喘息と診断されたら、どうすれば良いですか? |
A: | 医師の元で適切な治療を根気よく続ければ、大半は中学校に入る頃までには治ります。但し、ほこり、カビ、ペットなどがない環境の整備と健康管理など、家族の協力が不可欠です。 |
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Q1: | 風邪の時、1週間経っても1カ月経っても鼻水が治らないのはなぜでしょうか? |
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A: | 風邪を引いた時の鼻水は、外部のホコリやウイルスや細菌を排除する防衛反応です。 2歳までは鼻が構造上未熟なため、鼻水の続くことはよくありますが、大きい子供で2週間以上続いている時は鼻炎の可能性があります。受診して下さい。 |
Q2: | 鼻水が続く時は、どうすればいいでしょうか? |
A: | 鼻水を心配するより、鼻水を溜めないようにケアすることが大切です。 赤ちゃんなら器具で吸い取って、大きい子供には片方ずつゆっくりソフトにかむように教えましょう。 |
Q3: | 鼻づまりで寝苦しそうな時、どうすればよいでしょうか? |
A: | 鼻を温めたり、湿気を与えたりすると効果的です。 例えばお風呂に入ったり、あるいは温かいぬれタオルをしばらく鼻に当てることにより、鼻粘膜の血流を増やし、鼻粘膜のむくみを取ると鼻づまりが楽になります。 |
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Q1: | B型肝炎のワクチンはどうして生後2ヶ月目からの接種なのですか? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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A: | 乳幼児期早期(特に4歳未満)でB型肝炎ウイルスの感染を受けると、高率に慢性化しやすく、生涯B型慢性肝炎患者となる可能性が高いことです。 このような理由により早期のワクチン接種が推奨されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Q2: | 感染症にかかった感染児との接触があった場合、どう対応すればよいでしょうか? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A: | 接触後、予防接種で発症を防ぎたい場合、 麻疹→MR未接種の場合、72時間以内になるべく早くMRを接種します。兄弟間は感染の確率が高いため、接触後4日以内のγグロブリン投与にて症状が出ないか軽度ですみます。但し、γグロブリンは予防接種ではないので3ヶ月後にMRを接種します。 水痘→接触直後のワクチン接種で発症しても軽症ですみます。公費接種可能な場合は、早めに接種します。自費接種になる場合は接種せず、2週間後に発疹を早期に見つけて、抗ウイルス剤投与することをおすすめします。 水痘接種後…48時間以内のワクチン接種【予防効果70%】、72時間以内のワクチン接種【予防効果60%】 兄弟間での感染予防は難しいです。 おたふく→予防接種で発症は防げません | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Q3: | 疾病罹患(治癒)後の予防接種実施間隔を教えてください | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A: | 病気になった時に最低でもどれくらいの間隔を空けて予防接種をしたらいいかについて目安として書いたものです。それぞれの予防接種医の判断とその町での病気の流行状況によってもこの実施間隔は変化します。
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Q4: | 予防接種のスケジュールを教えてください | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A: | こちらを参考にしてください→日本小児科学会が推奨する予防スケジュール |