2025年6月25日

生活習慣病の代表「糖尿病」とは?
糖尿病は、血液中の「血糖(グルコース)」が慢性的に高くなる病気です。初期には自覚症状が少なく、気づかないうちに進行していくことも多い生活習慣病のひとつです。 糖尿病の種類と原因
糖尿病は大きく分けて以下の2つがあります:
・1型糖尿病:自己免疫の異常などにより、すい臓のインスリンが分泌されなくなるタイプ(小児・若年者に多い)
・2型糖尿病:生活習慣や体質によってインスリンの効きが悪くなったり、分泌量が減ったりするタイプ(成人に多い)
日本人の糖尿病の9割以上は2型糖尿病です。 放置すると怖い合併症!
血糖値が高い状態が続くと、血管が徐々に傷んでしまいます。その結果、以下のような合併症が進行します: 糖尿病網膜症(失明の原因に)
糖尿病神経障害(しびれ・感覚低下)
糖尿病腎症(人工透析が必要になることも)
これらは「糖尿病の三大合併症」と呼ばれます。その他にも全身の血管が痛むことで心筋梗塞や脳梗塞のリスクにもなり、さらには悪性腫瘍(がん)の一因となる可能性も秘めています。 こんな症状があったら要注意!
のどが異常に渇く
尿の回数・量が増える
体重が急に減った
体がだるい、疲れやすい
健診で「血糖値が高い」「HbA1cが高い」と言われた
こうした症状がある場合、糖尿病の初期のサインかもしれません。 治療の基本は「生活改善+薬物療法」
糖尿病の治療は、主に以下の3本柱で進めていきます: 食事療法:糖質やカロリーのバランスを調整
運動療法:ウォーキングなどの有酸素運動を習慣に
薬物療法:内服薬やインスリンなど(必要に応じて)
当院では、患者さん一人ひとりに合わせた無理のない治療方針をご提案しています。 花野井クリニックでの糖尿病診療について
当院では、以下のような糖尿病診療を行っています:
・ 空腹時血糖・HbA1cの定期チェック
・食事・生活指導(管理栄養士と連携可)
・ 合併症(腎機能・網膜症など)の定期管理
・ 必要に応じた内服薬・インスリン治療
・ 他科(眼科・腎臓内科など)との連携紹介 糖尿病に不安を感じたら、お気軽にご相談ください
糖尿病は「早期発見・早期治療」がとても重要です。
花野井クリニックでは、柏市・柏たなか・柏の葉キャンパスのエリアを中心に、地域のかかりつけ医として生活習慣病の管理にも力を入れています。
「健診で血糖値が高かった」
「最近、尿の回数が増えてきた」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。