2026年6月23日

毎日の食事は私たちの体を作る大切なものですが、実は「何を食べるか」が大腸がんのリスクに深く関係していることをご存じでしょうか。
日本人の部位別がん死亡数において、大腸がんは女性で第1位、男性でも第2位(※厚生労働省統計より)と非常に身近な病気です。食の欧米化が進んだ現代、どのような食べ物に注意すべきなのか、そして万が一のリスクにどう備えるべきかをお伝えします。
注意したい「大腸がんのリスクを高める食べ物」
世界保健機関(WHO)の研究機関などの報告により、以下のような食品を過剰に摂取することが大腸がんのリスクを高めることが分かっています。
❌ 赤肉(牛・豚・羊などの肉)の摂りすぎ
鶏肉に比べて、牛肉や豚肉などの「赤肉」は、消化の過程で大腸の粘膜を刺激する物質を作り出しやすいと言われています。
❌ 加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)
加工の段階で使用される発色剤や保存料、燻製の際に出る成分などが、大腸がんのリスクを上げる要因として指摘されています。
❌ お酒(アルコール)の過剰摂取
お酒が体内で分解されるときにできる「アセトアルデヒド」には発がん性があり、特に大腸がんとの関連が強いことが分かっています。
❌ 高脂肪・高カロリーな食事
脂っこい食事は、脂肪を消化するための「胆汁酸」の分泌を増やします。この胆汁酸が腸内細菌によって発がんを促す物質に変化してしまいます。
これらを「絶対に食べてはいけない」というわけではありません。大切なのは「摂りすぎに注意し、野菜や果物などの食物繊維をバランスよく取り入れること」です。
食事気をつけていれば「絶対に安全」と言えない理由
「私は野菜をたくさん食べているから大丈夫」「お肉は控えているから安心」と思いたいところですが、大腸がんの要因は食事だけではありません。加齢(40歳以上)、運動不足、遺伝的な体質、喫煙など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。
さらに恐ろしいのは、大腸がんは「初期段階では自覚症状がほとんどない」という点です。便秘や下痢、血便などの症状が出たときには、すでに病気が進行しているケースも少なくありません。
だからこそ、最も確実な予防は「大腸カメラ」です
食生活の見直しと同時に、ぜひ行っていただきたいのが「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」です。
大腸カメラは、ただがんを見つけるだけの検査ではありません。大腸がんの多くは「良性のポリープ」が時間をかけてがん化することで発生します。大腸カメラを受ければ、がんになる前の「ポリープ」を検査中にその場で切除し、将来の大腸がんを未然に防ぐこと(=究極の予防)が可能になります。
「検査が怖そう」「痛そう」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
当院の対応:苦痛を抑え、リラックスして受けられる検査
花野井クリニックでは、患者様が安心して検査に臨めるよう、以下の取り組みを行っています。
1.お薬によるリラックス効果: 鎮静剤を使用し、ウトウトと眠っているような状態で楽に検査を受けていただけます。
2.高性能な最新機器: 小さなポリープや微細な病変も見逃さない高精度カメラを導入しています。
3.プライバシーへの配慮: 恥ずかしさや不安を感じないよう、リラックスできる専用の環境を整えています。
おわりに:40歳を過ぎたら、一度お腹のチェックを
大腸がんは40代から罹患率が上がり始めます。「これまでの食生活がちょっと心配な方」や「一度も検査を受けたことがない方」は、手遅れになる前にぜひ一度ご相談ください。
食事に気を配る優しさを、ぜひ「定期的な検査」という確実な予防にも向けてあげてくださいね。
📍 柏市・柏たなか・柏の葉キャンパス周辺で大腸カメラ・生活習慣病の相談は「花野井クリニック」へ